2018年新年の挨拶
2018年 01月 01日
新年の挨拶
理事長 南 正博
2018年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
日頃より、社会福祉法人平成会の運営に対し、御支援を賜り、心より御礼申し上げます。
特別養護老人ホーム「西長洲荘」、「芦風荘」、そしてケアハウス「ふれ愛花みずき」も皆様方のお力添えをもちまして、無事に新春を迎えることができました。
さて、今も、北朝鮮問題で日本、世界中が緊迫している中、昨年は日本の政治や経済においてもあまりよい話題が聞かれませんでした。
特に森友・加計問題では、国民に大きな政治不信を招き、日常会話ではあまり使われない「忖度」なるいわく付きの言葉が使わたり、7月の東京都議会選挙では自民党が歴史的大敗を喫すれば、一転、10月の衆議院選挙では、自民党が圧勝し、安倍晋三首相が政権基盤を固め直すなど、何かとめまぐるしい変化する一年でありました。
そんな中、我々の業界では、今年は診療報酬・介護報酬同時改定がこの4月に行われます。
介護報酬の改定率については、度重なる報酬改正、特に前回の27年度改正でトータル2.27%マイナス結果となり、介護全21種類のサービスのうち、16種類で収益が悪化しております。それに加え介護人材不足が顕著となり、それに伴い給与水準が上がり、人件費割合が増えたことにより、収益率が悪化するなど介護事業全体の経営の困難さが増し、プラスマイナスゼロ近辺をめぐる攻防となり、結果的に0.54%を引き上げる方向で進んでいきます。
しかし、一方で、訪問介護、通所介護の利益率は高い水準で、これを受けて適正化していこうというのも今回の改正の流れになりそうです。
私たちの法人も高齢者複合施設として、訪問介護、通所介護事業等の介護事業全般を運営しておりますので、この度の改定の趣旨を踏まえながら、全サービスを丁寧な分析を重ねて、効率化、適正化に臨んでいくとともに質の高いサービス提供できるようにして進めていきます。
千辺万化するこのご時世ですが、いかなる変化が起ころうとも入居者様、利用者様、そして地域の皆様へのご期待に添うべく、「安心と信頼なる施設」を目指して、これからも努力してまいりますので、更なるご支援をお願い申し上げます。